アイラ島への行き方と回り方


2024年の1月にアイラ島を巡ってきた。
蒸留酒の聖地と呼ばれるアイラ島だが、ひとまず情報がすべてアナログであり、おそらく3日ほど計画に時間がかかった。
ここでは、その情報をまとめておいて、また誰かの役に立てればと思う。蒸留所とかお酒の話はまた今度に。

まずは、自分らが行った旅程を書いてみる。細かい時間を調べるのが面倒なので、時間はおおよそ、です。

ちなみに、この旅程は、車で行くことを除けば、おそらく最安値の行き方になります(そして結果から言うと、個人的にはこのルートで十分かと)。僕らは、滞在先のエジンバラから行きましたが基本は日本から行くなら、ロンドンからグラスゴーを経由するので、途中からは一緒です。
基本は全てバスを活用し、どうしてもバスが行かないところや便がないときはタクシーを使いました(ちなみに4日で一回だけ)。

1日目:

7時、エジンバラを電車で出発
9時、グラスゴー到着
9時半グラスゴーからバスで出発
13時、ケナクレイグ(港)着
13時半、ケナクレイグ(港)をフェリーで出発
15時、アイラ島のポートアスケイグ(港)着
16時、バスでポートエレンへ到着、ホテルチェックイン
夜は、中華のテイクアウトをホテルで食べる

2日目:

9時、ラフロイグまでバス移動、ツアー参加
歩いて移動
13時、ラガーブーリン、バーへ。
歩いて移動
15時、アードベック、ツアー参加
17時、タクシー移動、ホテル付近のディナーのビストロへ
徒歩で帰宅

3日目:

9時、ブルックラディまでバス移動、ツアー参加
12時、バス移動、ボウモアへ(の予定が、なぜかバスが来ず、たまたまツアーで同席したアメリカ人に車で送ってもらう)
14時、ツアー参加
16時、バスでポートエレンへ戻る。夜はポートエレンのビストロで。

4日目:

7時、ポートエレンから1日目と逆ルートで復路へ。





もし予算が十分にあるなら、グラスゴーから飛行機で行き(往復5万円強)、毎日タクシーを借り切ってしまうのがベストだ(3-5万円/日)。これだと、別に乗り換えなんて調べないでもいい。

上記の旅程だと、往復で1人1万円強、宿泊は1泊2万円、現地の移動はポイントでタクシーを使い、全部で1万円弱、という感じなので、思ったよりも安くあがった感じはある。
ちなみに、グラスゴーからのバス移動も4-5時間あって、厳しそうだが、日本の高速バスと違い、山間の一般道を通るので、スコットランド中部の渓谷、湖畔、リアス式海岸と全てを体感できる、実にすてきな車窓であった。


さて、一応、このようになるべく安く済ませて、沢山のウイスキーを飲むには、旅程は以下のように分解して考えることができる。

「どこに泊り、どこに行きたいか、(ちょっと細かく考えると)どこに着いて、どこから帰るか」

そもそも、アイラ島には9つの蒸留所がある。

「スコッチウイスキーの聖地:父なる島・アイラ巡礼」より

https://liqul.com/entry/2378


画像にある通り、船着場は北南で2つに分かれている。フェリーは、この2つの港にほぼ交互につくように走っている。なので、時間と日付によって発着場所が変わってくる。このため、早朝のフェリーで帰るには、そこがポートエレンだとボウモアとかに泊まると少し不便だ(もちろん、そこだけタクシーも可能だが)。

また飲食店があったり、売店があるのは、ほぼボウモアとポートエレンに限られる。こちらには、コープ(スーパー)がそれぞれあるので買い物に困ることはない。

また飛行機があるのは、画像内のポートエレンという文字が書いてるあるあたりなので、想像がつくかもしれないが、この二か所は比較的バスも本数があり、それ以外のところが少し行きづらいという感じだ。
おそらく全部を余裕もって回るには最低でも3日、4日必要かと思われる。1カ月滞在しているというアメリカ人にも会いました。

我々の旅程のアイデアをいうと
「丸2日しかない中で全てを網羅するのは無理なので」
「一番、行きたい南の3か所を優先してツアーを組み」
「合わせて、ポートエレンで宿泊し(ちょうどポートエレン7時発の帰りの便が港に歩いていけるし便利であった)」
「オフシーズンでやっているお店も少ないの食事はあまり期待せず、身近なところで済ませた(というかそれ以外選択肢はなかった)」
「2日目は、とりあえず北のほうで行けるところをツアーを申し込んだ(これをバー巡りとして、もっとたくさんの蒸留所をホッピングすることも可能ではあったが)」
という感じであった。

というわけで、旅程を考える上では、

1.宿泊地の決定
:この場所によって行きやすい場所や行きづらい場所が関わってくる。また帰りの日のフェリーも調べる必要がある。
ただ、アスカイグ付近はわりかし何もないので、必然的に泊まる場所はボウモア、もしくはポートエレン付近になるかと思われる。
当然、もう少し辺境のコテージや別荘など、良い感じの宿は他にもあるが、こうなると移動は必然的にタクシーもしくはレンタカーになる。

2.蒸留所ツアーの申し込み
:ツアーは大きいところだとほぼ毎日、ちょっとしたツアーや樽の貯蔵庫の中で樽出しのウイスキーを飲むツアーもある。この蔵の見学はwarehouseとかそんな名前がついてて、ちょっと高いけれどオススメ。蒸留所は大小あるが、ウイスキーという点でほぼ設備は一緒になるので(もちろん、その蔵の個性という意味では特徴があるのだが)、何かしらの試飲だったり飲めるツアーがオススメ。
といっても、各蒸留所にはバーが併設されていて、特に予約しないでも飲んだりすることはできる。予約の時間がはまらないときは、ちょっと寄って飲むだけでも良い。

3.移動の計算
:バスで移動すると、かなりの節約になる。とはいえ、日本みたいにきっかり来ない。早めに着いて、誰もいなかったら行ってしまうなんてこともある。なので余裕をもって。レンタサイクルをオススメしてるところもあるが、個人的には、距離的に厳しいような気も・・。
またタクシーは、あまりネットに情報がなく、港などでアナログに電話番号がたくさん貼ってあるので、それを念の為にメモっておこう。蒸留所であれば、受付にお願いするのがベスト。支払いは現金が推奨されます。

バスの時刻表はこちら。ちょっとわかりづらい。
https://www.argyll-bute.gov.uk/roads-and-travel/public-transport/timetables-directory/timetable/450451-isle-islay-portnahavenport

あとちょっとしたオススメを箇条書きすると、

・フロアモルティングという床に麦芽を敷き詰める伝統製法をやっているのが、ラフロイグがボウモアだけ?なので、ここは見に行くべき。
・一番、わりかし地産地消的に造っている生産者がキルホーマンと聞いているので、個人的には行ってみたかった(新年の休みで我々は伺えませんでした)。
・ラフロイグからアードベックにかけてはハイキングコースがあり、広陵とした地形を感じられて最高なので、ここは1日かけて徒歩で巡るのがオススメ。


最後に行ったお店を貼っておきます(オフシーズンということもあって、開いているところはかなり少なかったけれど)。

The Balaclava Byre
https://maps.app.goo.gl/LjQiHYxdPaZ8Now56
広いビストロでちゃんと料理してた。店員さんも優しい。
帰りはポートエレンの宿まで近いから歩いて帰れるだろうと思ったら、歩道がほぼない通りで夜の飛ばしている車が脇を通って、ほんとに危なかった。

SeaSalt Bistro 
https://maps.app.goo.gl/ZXsBn93UqnpE5cB88
ピザもつくるようなフツーのビストロだけど地元の人もいて、アットホームだった。マレーシア出身というサービスマンが本当にクセが強かった。良い意味で。

Ellen’s Wok
https://maps.app.goo.gl/ssFFg5TYwUrzwdSTA
こんな辺境にも何故中華があるんだ(しかもテイクアウト)、という驚き。しかも、まあまあ美味い。
ウイスキーを買って、浜辺とかホテルで食べるのもオススメです。

あとは、適当にやっているパブに入ってビール飲んだりしてました。