人生でyoutubeをはじめるキッカケが2回あった話。
1回目は、17歳の時。2008年というまだニコニコ動画全盛期、youtubeを見る人なんて全然いなかった時代。
クラスメイトのTが、お前、youtubeに動画をあげろ、と言ってきた。今と違って、何か公開された空間に個人的な動画や画像をあげるなんて全く予想できなかった時代である。俺は、なんでだ、意味がわからない、誰が見るんだそんもん、という当たり前の返事をしていた気がする。
曰く、別に凝った作りとか面白い撮り方をしなくていい、ただ毎日、お前が飯食ってるとか、文句をぶつくさ言ってるのをアップしていくだけでいいと。それを自撮りしたような感じでダラダラあげていけばいいんだと。
ユーチューバーなんて言葉が生まれる10年前の話である。あの時、やっていたらHIKAKINになれたかもしれない。
Tはそのあと、漫画ワンピースの担当編集をしている。
2回目は、2017年とかぐらい。当時、ヒトサラでエッセイとも呼べない思いつきの連載をしていたとき。同い年のギャルっ気のある編集が提案してきた。
ヒトサラは、文芸畑でなく、ITのUSENが親会社なので編集とか特に知らないアッパーなやつが担当するとかザラだったのだ(失礼)。
その時は、打ち合わせにいったら、カメラを回してきて、なんかさ、動画?とか流行っているし、とりあえずなんかカメラに向かってさ、最近食べいったお店とかトレンドとか話してよって言われた。特に、台本もなくていいしさ、と。
これも、だからお店というナマモノの情報をなんで動画というわかりづらいメディアで消費させないといけないんだ、訳分からんと言って、進めなかった。
今は、食の動画コンテンツなんて一丁目一番地のようなものだ。
彼女は、いま北海道で猟師になって鹿を捕っている。
兎角、先を見る目はないらしい。