東京R不動産で代表の林さんと編集者である柿次郎さんとトークショー。
タイトルにもある通り柿次郎さんが最近作った本『都市と路上の再編集』を題材に、まあ地方とか開発とか街、みたいなことを柿次郎さんに聞いていく会だった。柿次郎さんが、ちゃんと本を現場で手売りしていて、そういうことを僕もやらないとな、と思った。
今回は神戸の西村組、静岡の創造社みたいな街づくりの面白い事例を話した気がする。とにかく自分には面白い店みたいな話はできても、そこから視座をあげて面白い街、みたいな公共的な話ができないことを悟った。
曰く、林さん(元マッキンゼー)が普段向かい合っている、街づくりは、上段からの合意形成や、なにかモデル化みたいことをしても、どこかで画一的で、要は面白みに欠ける。とはいえ、ボトムアップ的な属人的な成功事例(まさに本に収められているような)を紐解いても、その属人性故に、ルール化するのは野暮(本質的に無理筋)という、堂々の往復した議論になってしまう。けれど、まあ、そこを往復する議論、つまりボトムのプレーヤーと、行政やオーナー視点のステークホルダーの間での会話、もこうして大事で、そこを喧々諤々に煮詰めていることが、もしかしたら街づくり、かもしれない。
アメリカだとデベロッパーは上場せず、日本のデベロッパーが上場するのは少しおかしい。確かに、開発事業って、1年単位で継続的な事業と利益を産むものではないので、そういった業種が上場して一年ごとに一般株主からの外圧をうけるのは、いびつな構造になる。しかし、そのデベ株を買っている日本の年金ファンドはデベに投資しているから、いまの年金を賄えていて、その末端での無理矢理や開発を引き受けている20代社員のすっとんきょなリーシングもそこに紐づいていて、要はみんながんばっている、というわけである。
そのあと、打ち上げで駅前の中華へ。
喫茶エジンバラ以外に、いま”デスク”が東京にない、という話から、ひたすら喫茶エジンバラ話で(トークショーの倍くらい)盛り上がった。たしかに、エジンバラって本当にすごいけれど、それはお客さん目線で全く人に話す情報価値という視点ではなくて、そこも含めてすげえ店だなと至った。